攪拌造粒
About
攪拌造粒とは
攪拌造粒機を用いて、原料粉末を攪拌・転動させながら、バインダー (液状又は糊状のもの)を加えて、原料粒子をくっつけながら、流動性の良い粒にします。

造粒方法には、乾式造粒と湿式造粒の2方式があります。

  • 食塩・乳糖混合物
    (造粒10メッシュパス)
  • 脱臭剤造粒
    (1.5φ〜2φ)
  • ガラス粉末造粒
    (1φ〜2φ)
Used for
使われているもの
Purpose
用途
  • 1
    食品
    粉末調味料(醤油・スープ等)、甘味料
  • 2
    健康食品
    エキス粉末(冬虫夏草や菌糸類、ベリー類、プラセンター、ペプチド類)
    粉砕品(桑葉、ウコン、モリンガ、霊芝等)
    ヒアルロン酸、クルクミン等
  • 3
    その他
    洗顔剤、洗剤、染料・顔料、飼料、肥料、タルク、炭酸Ca、カーボン、ガラス粉末、ウイスカー、セラミック、触媒、活性炭、金属粉末等
Wet granulation
湿式造粒について
バインダー添加と二通りの方法があり、球形顆粒・二層顆粒も可

①バインダー (糊剤)を水・アルコール等の溶剤に溶かした物を、原料粉末に添加して造粒し、乾燥により固形化させるバイ ンダー含有造粒法
②水やアルコールを使用し、これを原料粉末に添加して造粒し、乾燥により固形化させる無添加造粒法

バインダー種類
食品・健康食品粉末
水、エタノール、CMC、 α化澱粉、HPC、 MC等
その他粉末
PVB、 水ガラス、樹脂等
水溶性→(CMC、PVA)
Dry granulation
乾式造粒について
常温で固形のバインダーを加熱溶融させて液化し、これを原料に添加しながら造粒し、冷却により固形化させる

※水、アルコールを使わない方法 (水、アルコールを嫌う原料)

バインダー種類
食品・健康食品粉末
植物由来硬化油(融点45℃〜68℃)
※ナタネ油・大豆油等
天然ワックス(融点64℃〜86℃)
※キャンデリラ・カルナウバ等
その他粉末
硬化油、合成ワックス(パラフィン、ポリエチレンワックス等)、金属石鹸、界面活性剤、PEG(水溶性)等